【亜州ビジネス編集部】
シンガポール国営投資会社のテマセク・ホールディングスは、米グーグルなどと行った共同調査の結果を発表し、2024年の東南アジアのインターネット経済が前年比15%増の2630億米ドル規模となる見通しを明らかにした。前年実績(17%増)から伸びが鈍化するものの、セグメント別で電子商取引(EC)や旅行などがけん引し、2桁成長が続くとみている。
国別
◆最大市場のインドネシア=13%増の900億米ドルに拡大する見通し
◆タイ=19%増の460億米ドル
◆ベトナム=16%増の360億米ドル
◆フィリピン=20%増の310億米ドル
◆マレーシア=16%増の310億米ドル
◆シンガポール=13%増の290億米ドル――が続くとみている。
セグメント別では、◆EC=15%増の1590億米ドル◆旅行=21%増の460億米ドル◆オンライン媒体=11%増の300億米ドル◆出前=7%増の190億米ドル◆輸送=18%増の90億米ドル――と予測した。
一方、30年の東南アジアのインターネット経済は5600億米ドル規模を見込む。セグメント別では、◆EC=3700億米ドル◆旅行=790億米ドル◆オンライン媒体=560億米ドル◆出前=340億米ドル◆輸送=210億米ドル――にそれぞれ拡大すると予測した。