【亜州ビジネス編集部】
積水化学工業は11日、東部ラヨーン県の工場敷地内に第2工場を建設すると発表した。耐熱性が高く給湯管などの原料となる塩素化塩化ビニール樹脂(CPVC)の生産能力を1.6倍に引き上げる。インドをはじめとする各国で需要が高まっており、今後も堅調な伸びに期待できることから工場増設を決めた。
2025年度下半期の稼働開始を予定する。工場はマプタプット地区のWHAイースタン工業団地(マプタプット)に立地。子会社の積水スペシャリティー・ケミカルズ(タイランド)(SSCT)が15年に開所した。CPVCをコンパウンド化し、樹脂配管などの海外メーカーに供給している。