【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が12日発表した2024年10月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比52.8%増の3万8761台だった。前年同月を上回るのは7カ月連続で、台数は22年5月以来、2年5カ月ぶりの高水準を記録。政府が9月から国内生産車の自動車登録料を半額化したことが追い風となった。
内訳は乗用車が54.1%増の3万245台、商用車が47.9%増の8290台など。国産車は28.6%増の2万1113台、輸入車は97.1%増の1万7648台だった。国産車の販売が輸入車を上回るのは2カ月連続。政府が国産車の登録料を9~11月の3カ月間半額化していることが背景にある。
VAMA会員企業の販売台数は49.7%増の3万5114台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が112.1%増の8898台で首位となり、これに米フォード、三菱自動車、韓国・起亜、マツダが続いた。なおVAMA非加盟の地場ビンファストは、トヨタを上回る1万1000台超を販売したと発表している。ほか、韓国・現代自動車の販売台数は2.4%増の7639台だった。
1~10月は12%増
1~10月の新車販売台数(一部企業除く)は前年同期比12.3%増の26万4344台だった。内訳は乗用車が12.7%増の19万8490台、商用車が11.3%増の6万3854台など。国内生産車の販売は3.2%減の13万4754台、輸入車は34.9%増の12万9590台だった。
VAMA会員企業の販売台数は7.2%増の22万8968台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が14.8%増の5万415台で最も多く、これにフォード、三菱自、起亜、マツダが続いた。VAMA非加盟のビンファストは、5万1000台超を販売したと発表。現代自は0.2%減の4万8546台だった。