【亜州ビジネス編集部】
マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2024年10月の国内新車販売台数は、前年同月比8.3%減の6万9859台だった。前年同月を下回るのは3カ月連続で、10月18日の25年度予算案発表まで買い控える動きが強かったもよう。ただ前月比では20.4%増加。営業日が前月より増えたことや、各社の年末キャンペーンもあって上向いた。各紙が伝えた。
車種別では、乗用車が前年同月比6.4%減の6万4322台、商用車が25.7%減の5537台だった。
1~10月の販売台数は前年同期比2.7%増の66万4022台。乗用車は4.6%増の60万8225台、商用車は16.1%減の5万5777台だった。
一方、10月の生産台数は前年同月比4.0%減の7万1196台となり、2カ月連続で減少。乗用車は3.7%減の6万6906台、商用車は9.0%減の4290台だった。1~10月の生産台数は3.7%増の66万4246台。乗用車は4.4%増の62万6364台、商用車は6.4%減の3万7882台だった。
なおMAAは7月、24年の年間販売台数の予想を76万5000台へと3.4%上方修正。国内経済や金融市場の安定、小型乗用車の受注残の多さ、新型モデルの好調さなどが背景にあるとしている。