【亜州ビジネス編集部】
横浜冷凍(ヨコレイ)は21日、バンコク東郊に新たな物流拠点「スワンナプーム物流センター(仮称)」を建設すると発表した。タイ国内では4拠点目で、2027年春の完成を予定。グループ最大規模の冷蔵倉庫になるという。
現地法人のタイヨコレイが20日に起工式を行った。サムットプラカン県のアジア工業団地スワンナプームに立地する。スワンナプーム空港に近く、大手食品メーカーの集積に期待できるとしている。
敷地面積は2万9300平方メートル、延べ床面積は1万5400平方メートル。収容能力は3万5676トン(1万7717パレット)で、鶏の生肉エリアや凍結能力が1日50トンの装置などを設ける。日本国内と同様の高性能、省力化、省人化に特化した設備を導入する。
同法人は1989年設立。91年に1カ所目となる「サムロン物流センター」を同県で稼働させた。現在は3拠点、7棟の倉庫を運営し、合計の収容能力は約9万5600トン(約7万2000パレット)に上る。