【亜州ビジネス編集部】
ピチャイ商務相は、来年1月にも欧州自由貿易連合(EFTA)との自由貿易協定(FTA)に調印する見通しを明らかにした。貿易・投資の拡大などを目的として2022年6月に交渉を開始し、このほど関税障壁や原産地規則、通関手続き、投資、知的財産権など15分野について妥結したという。11月30日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
来年1月にスイスで開催される世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)にペートンタン首相と出席し、調印する予定。EFTAにはスイスとノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドの4カ国が加盟している。
2024年1~10月のタイとEFTAの貿易額は前年同期比23.2%増の102億9353万米ドルで、タイの輸出額が37億8797万米ドル、輸入額が65億556万米ドルだった。タイは宝石・宝飾品や時計・部品、水産缶詰・加工品、旅行用品、機械・部品などを輸出する一方、金や時計・部品、食肉、肥料、医薬品、機械・部品などを輸入している。