【タイ】11月のEV新車登録4割減、4カ月連続マイナス

【亜州ビジネス編集部】

運輸省陸運局の集計によると、2024年11月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年同月比39.7%減の5385台だった。前年割れは4カ月連続。ブランド別では、中国EV最大手の比亜迪(BYD)が1985台(56.1%減)でシェア36.9%を占め、17カ月連続で首位だった。

2位以下は◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=858台◆中国・上海汽車の「MG」=466台◆中国・長安汽車=453台◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=329台◆中国・広汽埃安新能源汽車(AION)=303台◆米テスラ=250台◆スウェーデンのボルボ=177台◆韓国・起亜=94台◆独BMW=87台◆中国・吉利汽車の「ジーカー(極コク)」=80台――などが続いた。モデル別ではBYDの小型ハッチバック「ドルフィン(海豚)」が1246台で最多だった。

1~11月のEV新車登録台数は前年同期比5.6%減の6万2819台。ブランド別では◆BYD=2万5401台◆MG=7709台◆ナタ汽車=7298台◆長安汽車=5344台◆AION=3783台◆テスラ=3773台◆欧拉=2918台◆ボルボ=2413台◆BMW=1417台――の順に多かった。

タイ工業連盟(FTI)自動車部会のスラポン副部会長兼広報担当は11月下旬、年間のEV登録台数が商用車なども含む全体で前年比約5%増の8万台に拡大するとの予測を明らかにしている。


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