【亜州ビジネス編集部】
丸紅は11日、タイで商用電気自動車(EV)の管理事業に乗り出すと発表した。芙蓉総合リース、石炭大手バンプーの再生可能エネルギー子会社バンプーネクストとの3社で来月にも合弁会社を設立。車両調達から充電インフラ整備、運行、保守整備などのサービスを企業に一括で提供する「フリートマネジメント」を手掛け、拡大する需要を取り込む。
バンコクに合弁会社のプライムモビリティを設立して事業を行う。3社の強みを生かし、企業によるEVの効率的な運用を支援。将来はEVの二次利用を含む循環モデルの構築を目指す。
丸紅はタイでカーメンテナンス事業など幅広い事業を展開しており、グループのネットワークを活用して合弁会社の事業開発や経営管理を推進する。芙蓉総合リースはオートリース業務に関する知見を生かし、リース・車両管理業務などを担当。バンプーネクストはEV充電器の調達や管理システムの企画などを担う。