【亜州ビジネス編集部】
外食チェーンのすかいらーくホールディングスは、クアラルンプール首都圏でしゃぶしゃぶ・すき焼き店「すき屋」を運営するクリエートリーズ・コンサルタンシー(CC)のグループ3社の全株式を来月にも取得し、完全子会社化すると発表した。すかいらーくはマレーシアでしゃぶしゃぶ店「しゃぶ葉」を展開しており、相乗効果を見込む。
株式の取得額は非公表。CCのグループは現在、首都圏の商業施設内で「すき屋」を13店展開しており、豚肉・アルコールを提供しないイスラム教徒向けの店舗となっている。
すかいらーくは、2020年から同国で「しゃぶ葉」を出店し、これまでに5店舗を展開している。こちらは豚肉・アルコールも提供しており、華人系を中心に支持を得ている。今回の「すき屋」の買収により、マレー系向け・華人系向けの2ブランド戦略で出店拡大を進める。