【亜州ビジネス編集部】
国家統計局(NSO)の発表によると、2024年11月の失業率は0.9%となり、前月比で0.1ポイント低下した。失業者数は38万2600人となり、4600人減少した。
地域別の失業率は、バンコクの0.7%が最も低く、前月の1.0%から低下した。他の地域では中部が1.0%、南部が1.1%となり、前月をそれぞれ下回った。一方、東北部は0.8%、北部は1.1%にそれぞれ上昇した
労働力人口は4084万9300人、就業者数は前月比で78万7100人増の4042万900人。
産業別
◆農業=14.0%増の1265万1200人
◆製造業=2.3%増の875万7100人
◆商業・サービス業=4.8%減の1901万2600人
失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、24年は年初から0.8~1.2%の範囲で推移している。