【中国】時速400km高鉄車両を公開、25年に「CR450」運行開始へ

【亜州ビジネス編集部】

国営の中国国家鉄路集団有限公司は12月29日、国産の高速鉄道車両「CR450」の試作車を北京市でお披露目した。「CR450」は時速400キロメートルでの商業運転を予定。「世界最速の高速鉄道」と呼ばれる。2025年に運行を開始する計画で、北京~上海の移動時間は現行の4時間から2.5時間に短縮される見通しだ。香港メディアの明報が30日伝えた。

「CR450」は「復興号(CR400)」の後継モデルで、国家鉄路集団が18年に重要技術の研究を開始。22~23年にかけては、既存列車の部品を新技術による部品に交換して試験を行い、24年に試作車の生産を開始している。走行時の空気抵抗を抑えるための新技術や新素材を採用し、重量も10%軽減した。

ビジネスクラスの車両では、座席を300度回転させることができ、車内でのミーティングも可能。また、家族旅行やグループ旅行のために、4人用のコンパートメントも用意した。


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