【インドネシア】BRICSに正式加盟、10カ国目・東南ア初

【亜州ビジネス編集部】

インドネシアは、中国やロシアが主導する新興国の経済・外交的な枠組み「BRICS」に正式加盟した。今年の議長国を務めるブラジルの外務省が6日発表したもので、正式加盟国は10カ国目に拡大。東南アジアでは初となる。

インドネシアの加盟は2023年8月に承認されたが、同国の要請により昨年の大統領選挙後に正式加盟することになった。今後、貿易や投資、金融支援、人的交流などの分野で協力を深めることが期待される。

BRICSは09年にブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国で発足した。翌10年に南アフリカが加盟し、昨年にはイラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦(UAE)が参加。サウジアラビアも参加を承認されているが、まだ正式加盟はしていない。

一方、タイの外務省は、BRICSが今月1日付で同国を「パートナー国」に迎えるとの通知を受けたと発表した。現地報道によると、13カ国目のパートナー国で、東南アジアでは他にマレーシアとベトナムが含まれる。こうした国々は一部の会議に参加し、BRICSの枠組み内で協力の機会を得る。


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