【亜州ビジネス編集部】
住友三井オートサービス(SMAS)は8日、シンガポールでカーシェア・レンタカー事業を手掛けるトライブカーに戦略的出資を実行したと発表した。出資を通じて事業ノウハウを獲得し、同国内外での事業展開に生かす。
トライブカーは2016年設立。乗用車、商用バン、オートバイなどの車両を1500台以上保有し、国内のカーシェア・レンタカー市場でシェア2位となっている。シンガポールでは、政府による車両台数に関する総量規制と割高な車両購入費用を背景に、車両の所有やオートリース市場の規模が相対的に小さく、カーシェアやレンタルなど「所有から利活用」へシフトが進んでいるという。
SMASは豪州、タイ、インド、インドネシアにも進出しており、シンガポールが5カ国目の進出先となる。