【亜州ビジネス編集部】
広告代理店のメディア・インテリジェンス(MI)・グループは、2025年の国内の総広告支出が前年比4.5%増の908億7900万バーツに拡大するとの予測を明らかにした。5年連続で前年を上回る見通し。テレビなどの従来型広告が落ち込むものの、インターネットなどデジタル媒体による広告支出が拡大すると見込む。クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
インターネットは15.0%増の見通し。一方、テレビは7.0%減少するとみている。総広告支出に占める媒体別の割合は、インターネットが43%に上昇し、テレビ(33%)を2年連続で上回る見通し。インターネットは拡大傾向にあり、24年に初めてテレビを上回った。屋外広告も堅調に推移しており、25年は10.0%増加して全体に占める割合が17%に上昇すると見込む。
24年の総広告支出は2.6%増の869億8900万バーツだったとみている。媒体別では、インターネットが15.6%増、屋外が7.3%増、テレビが8.1%減だったと推定。総広告支出に占める媒体別の割合は、インターネットが37%、屋外が15%、テレビが36%だったとみている。