【中国】4Q世界スマホ出荷3%増の3.3億台、小米はシェア3位維持=カナリス

【亜州ビジネス編集部】

調査会社のカナリスは14日付リポートで、2024年第4四半期(10~12月)の世界スマートフォン出荷台数が前年同期比3%増の3億3000万台に伸びたと報告した。プラス成長は5四半期連続。ただ、増加率は第2四半期(4~6月)の12%、第3四半期(7~9月)の5%に比べて鈍化している。

メーカー別では、アップルが首位に浮上。市場シェアは23%だった(前年同期は24%)。一方、前四半期に首位だったサムスン電子は市場シェア16%で2位(同17%)に転落。3位は前四半期と同じく小米集団(シャオミ・コーポレーション)で、市場シェアは13%(同13%)となった。同率4位は伝音科技(TRANSSION)と維沃移動通信(vivo)で、市場シェアは8%となっている(同9%、7%)。なお、各社のシェアは速報ベースで、出荷台数は明らかにされていない。

一方、24年通年の世界出荷台数は前年比7%増の12億2000万台だった。アップルが2年連続の首位となっている。カナリスのアナリストは25年の見通しについて、前年のパフォーマンスを再現することは難しいとの見方。24年の出荷増は、一部市場のマクロ経済回復などによる影響が大きく、25年は需要の変動とマクロ環境の不確実性が不安材料になるとみている。


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