【亜州ビジネス編集部】
精密鍛造金型・精密部品を生産するニチダイ(本社:京都府京田辺市)は10日、東部チョンブリー県と北部ランプーン県の子会社2社を合併すると発表した。グループ全体の経営資源を有効活用し、シナジー効果を発揮させることが狙いとしている。
チョンブリーで精密鍛造金型・精密部品を生産するニチダイ(タイランド)(NDT)を存続会社とし、ランプーンでフィルター製品を生産するタイ・シンタード・メッシュ(TSM)を今年7月にも吸収合併する。タイのフィルター事業は拠点をニチダイ(タイランド)に移して継続する。
合併に先立ち、関西金網が持つタイ・シンタードの株式32.7%をニチダイグループが取得。合併後のニチダイ(タイランド)の資本金は4億2334万バーツで、グループの全額出資となる。