【ベトナム】24年の新車販売13%増の34万台、2年ぶり増加

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が10日発表した2024年の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年比12.6%増の34万142台だった。前年を上回るのは2年ぶり。過去最高だった22年(40万4635台)を15.9%下回ったが、同年に次ぎ過去2番目に多かった。

月別の販売をみると、1~8月は月3万台未満と低調だったが、政府が9月から国内生産車の自動車登録料を半額化したことで回復。9月以降は3万台を超えて推移した。

年間販売の内訳は乗用車が11.8%増の25万7900台、商用車が14.8%増の7万9332台など。国内生産車の販売は4.8%減の17万2730台、輸入車は38.8%増の16万7412台だった。

VAMA会員企業の販売台数は7.1%増の29万5979台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が15.1%増の6万8128台で最も多く、これに米フォード、三菱自動車、韓国・起亜、マツダが続いた。

なおVAMA非加盟の地場ビンファストは、トヨタを上回る8万7000台超を販売したと発表している。ほか、韓国・現代自動車は6万7168台だった。

12月は18%減

12月の新車販売台数(一部企業除く)は前年同月比18.4%減の3万1598台だった。前年を下回るのは9カ月ぶり。登録料の半額化が11月末で終わり、前月からは28.5%減少した。

内訳は乗用車が前年同月比23.5%減の2万4575台、商用車が0.8%増の6461台など。国内生産車の販売は46.5%減の1万2862台、輸入車は27.5%増の1万8736台だった。

VAMA会員企業の販売台数は24.6%減の2万7403台。ブランド別ではトヨタが4.6%減の8858台で最も多く、これに三菱自、米フォード、マツダ、ホンダが続いた。VAMA非加盟のビンファストは、2万台超を販売したと発表。現代自は23.3%減の8316台だった。


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