【亜州ビジネス編集部】
NTTドコモとNECの合弁会社OREX SAI(オレックスサイ、本社:川崎市川崎区)は、インドネシアの通信会社ソルシ・シネルジー・デジタル(サージ)との間で、同国での通信環境改善に向けた協業を検討するための覚書(MOU)を締結したと発表した。十分なサービスが提供されていない地域で通信網を整備し、最大4000万世帯に高速インターネットの提供を目指す。
両社は、複数メーカーの機器を組み合わせて通信網を構築する「オープンRAN」技術を活用した第5世代(5G)固定無線アクセス(FWA)システムの展開に向けて協業を検討。このほか低利用者向けに手頃な価格でインターネットサービスを提供することや、通信インフラの開発に向けた体制の整備などでも協業を検討する。今年中に実地試験とプレ商用検証を実施する。