【亜州ビジネス編集部】
フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2024年の新車販売台数は、前年比8.7%増の46万7252台だった。前年超えは4年連続。CAMPIが年初に予測した46万8300台をやや下回ったものの、前年に続き2年連続で過去最多を更新した。国内消費が拡大する中、金利の低下や自動車金融の成長、各社の新モデル投入などで販売が伸びている。12月の販売台数は7年ぶりの高水準で、商用車が月間の過去最多となった。15日付各紙が伝えた。
年間販売の内訳は、乗用車が10.5%増の12万770台、商用車が8.1%増の34万6482台。商用車のうち主力のスポーツ多目的車(SUV)を含む小型商用車(LCV)は2.1%増の25万3412台だった。ブランド別では首位トヨタが9.0%増の21万8019台でシェア46.7%を獲得。2位は三菱自動車が13.7%増の8万9124台で続き、3位の米フォードは10.6%減の2万7997台だった。
12月の販売台数は前年同月比7.4%増の3万9153台で、33カ月連続のプラス。台数は17年12月(4万5494台)に次ぐ月別で過去2番目の多さだった。内訳は乗用車が5.5%増の1万125台、商用車が8.0%増の3万1919台。商用車の販売台数は17年12月(3万1312台)を上回って過去最多となった。