【亜州ビジネス編集部】
国営石油PTT傘下の石油・天然ガス開発会社PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)の子会社AI・アンド・ロボティクス・ベンチャーズは、自社の自律型ドローン「ホルス」を日本に初輸出すると発表した。インフラ整備や省力化関連事業などを手掛ける大豊産業(本社:香川県高松市)と提携。まず屋根置き太陽光パネルの点検向けに出荷する。
大豊が持つ日本全国に持つ顧客網を通じて販売する。太陽光パネル点検以外の分野にもサービスを広げる計画で、日本を足がかりに他国にも進出する。
ホルスは自動充電ドックを備えたタイ初の完全無人航空機(UAV)で、遠隔地や危険な地域での点検や監視などでの商業利用を見込む。あらかじめ入力したプログラムに従い、離陸から帰還まで全自動で飛行する。1回の充電で30分間、半径7キロメートル以内を飛行できるとしている。無線通信システムを介して画像や動画を送信できるほか、現場の状況をリアルタイムで伝える。