【亜州ビジネス編集部】
商工省貿易救済局は、タイとマレーシア、中国の3カ国から輸入するプレストレスト・コンクリート(PC)鋼より線に反ダンピング(AD)税を賦課する決定を下した。対象品目の関税分類コードは「7312.10.91」と「7312.10.99」。タイ製に11.00%、マレーシア製に9.79~12.06%、中国製に10.48~28.00%を課す。
決定143号(143/QD-BCT)を14日付で公布した。同局は、3カ国から不当に安い価格で輸入された製品が国産品に打撃を与えているという国内メーカーの訴えを受けて、2023年8月からAD調査を実施。その結果、ダンピングが実際に行われ、国内産業の育成を阻害する要因になっているとの結論を得たとしている。