【亜州ビジネス編集部】
国家統計局(NSO)の発表によると、2024年12月の失業率は0.8%となり、前月比で0.1ポイント低下した。失業者数は31万8800人となり、6万3800人減少した。
地域別の失業率は、東北部の0.4%が最も低く、前月の0.8%から低下した。他の地域では北部が0.5%、中部が0.9%となり、前月をそれぞれ下回った。一方、バンコクは0.9%に上昇。南部は1.1%で横ばいだった。
労働力人口は4076万5400人、就業者数は前月比で8万8600人減の4033万2300人。産業別では◆農業=4.0%減の1214万1400人◆製造業=4.5%増の915万3300人◆商業・サービス業=0.1%増の1903万7600人――だった。
失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、24年は年初から0.8~1.2%の範囲で推移している。