【亜州ビジネス編集部】
丸紅は27日、民間病院グループ最大手のシロアム・インターナショナル・ホスピタルズ（シロアム病院）と戦略提携に関する覚書を締結したと発表した。アウトソーシング事業（検体検査事業の委託など）や専門病院の設立などで協業を順次検討する。
丸紅は2020年2月にシロアム病院の株式5％を取得し、自社が持つネットワークを活用しながら高度医療サービスの導入支援や乳がん検診の促進などで協力してきた。既に資本提携は解消したが、今後は業務提携先として一層の連携強化を図る。
丸紅は、インドネシア最大規模のオンライン医療サービス「アロドクター」を運営するラネラにも23年に出資参画しており、オンライン・オフラインの両面から同国での医療サービス拡大を進める。
