【亜州ビジネス編集部】
タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センターは24日、2025年の国内の旧正月(25年は1月29日)関連の消費額が前年比4.5%増の517億8700万バーツに拡大するとの予測を発表した。新型コロナウイルスの影響が薄れる中、経済回復を背景に過去5年で最大になると見込む。
1月13~19日に実施した調査の結果を基に予測した。回答者数は1283人。消費額を前年より「増やす」と回答した人の割合は35.7%となり、「減らす」の26.5%を上回った。「変わらない」は37.8%だった。
「増やす」と回答した人の理由は、「物価が上昇した」が45.0%で最大。これに「政府が消費刺激策を実施している」が15.1%、「収入が増えた」が12.2%、「景気が良くなった」が11.2%で続いた。一方、「減らす」と回答した人の理由は、「支出を削減する」が43.7%で最大。これに「景気が悪くなった」が24.8%、「収入が減った」が22.1%、「借金が増えた」が6.8%で続いた。
このほか、旧正月が前年よりも「活発化する」と回答した人の割合は36.3%となり、「活発化しない」の28.9%を上回った。「変わらない」は34.8%だった。