【亜州ビジネス編集部】
三井住友建設は1月31日、マニラ首都圏で手掛けている地下鉄建設でトンネル掘削工事を開始したと発表した。16日にトンネル掘削機の発進式を実施した。
同社は2022年に地下鉄事業のパッケージ「103」と呼ばれる工区を約657億円で受注した。アノナス駅とキャンプ・アギナルド駅の駅舎と、両駅など4駅間を結ぶ12キロメートルのトンネルを建設する工事が含まれる。23年2月に着工した。
同路線は円借款で整備される。首都圏を南北に結ぶもので、総延長36キロメートルの区間に17駅を整備。28年の部分開業が見込まれる。