【亜州ビジネス編集部】
運輸省陸運局の集計によると、2025年1月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年同月比7.5%減の1万2321台だった。前年割れは6カ月連続。ただ台数は1年ぶりの高水準となった。ブランド別では、中国EV最大手の比亜迪(BYD)が4362台(44.1%減)でシェア35.4%を占め、19カ月連続で首位だった。
前年割れはベース効果があったためで、前年同月は政府のEV補助金の大幅減額を前にした駆け込み需要で登録が急増していた。一方、24年11月下旬~12月上旬に開催された自動車展示販売会で中国車を中心にEVの新ブランド・新モデル投入が相次ぎ、登録数を押し上げた。
ブランド別の2位以下
◆中国・長安汽車=1773台
◆中国・上海汽車の「MG」=1359台
◆中国・広汽埃安新能源汽車(AION)=1035台
◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=985台
◆BYD傘下の「デンツァ(騰勢)」=769台
◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=514台
◆スウェーデンのボルボ=257台
◆中国・奇瑞汽車(チェリー)の「ジェイクー」=249台
◆中国・吉利汽車の「ジーカー(極コク)」=183台
◆奇瑞の「オモダ」=157台
◆中国・小鵬汽車(エックスポン)=123台
モデル別では、BYDが24年11月末に自動車展示販売会で発表した新型EV「シーライオン7(海獅07)」が1757台で最多だった。