【亜州ビジネス編集部】
米調査会社ガートナーは、2025年のタイの情報技術(IT)製品・サービス消費額が前年比7.9%増の9960億バーツに拡大すると予測した。生成AI(人工知能)の普及拡大によって需要が高まるデータセンター(DC)などが2桁増となり、全体をけん引するとみている。5日付バンコクポストなどが伝えた。
分野別では、データセンターが17.0%増、ソフトウエアが16.1%増などと予測した。これまでにタイ投資委員会(BOI)が米グーグルによるデータセンター事業や、中国の動画共有アプリ「ティックトック」の運営会社によるデータホスティング事業などの大型事業を認可していることも追い風になるとみている。
一方、世界のIT消費額は9.8%増の5兆6100億米ドルと予測した。分野別では、データセンターが23.2%増、ソフトウエアが14.2%増、デバイスが10.4%増と2桁増を見込む。