【亜州ビジネス編集部】
流通大手セントラル・グループの不動産開発・運営会社セントラル・パタナー(CPN)は、バンコク都心のオフィスビル「セントラル・パーク・オフィス」の建設工事が完了したと発表した。ホテルチェーン経営大手のデュシタニと共同開発する大型複合施設「デュシット・セントラル・パーク」のオフィス部分で、43階建て、賃貸面積は6万平方メートル。年内に80%の入居率を目指す。
このほど記念式典を行った。ルンピニ公園を眺望できるシーロム通りとラマ4世通りが交差する中央商業地区(CBD)に立地する。医療やバイオ技術、物流などの多国籍企業を誘致し、今月から賃貸スペースを引き渡すとしている。
デュシット・セントラル・パークは、ホテル「デュシタニ」や商業施設「セントラル・パーク」、住宅などで構成される。敷地面積は3万6800平方メートル、総床面積は44万平方メートルで、総事業費は460億バーツ。段階的に開発しており、第1期のホテル部分は昨年9月27日に開業した。全面開業は今年8月を目指す。
近隣の大型複合施設では、大手財閥TCCグループが「ワン・バンコク」を昨年10月25日に一部開業した。全体の完成は来年以降とされる。