【亜州ビジネス編集部】
英国のインターネット関連企業などが発表した報告書「デジタル2025」によると、国・地域別のインターネット通販の利用率は、タイが69.2%で世界トップだった。16歳以上のネット利用者のうち、毎週、ネット通販を利用する人の割合を集計した。東南アジアではマレーシア(4位、62.9%)とベトナム(7位、60.6%)、インドネシア(10位、58.0%)も上位に入った。
デジタルマーケティング事業の英ウィー・アー・ソーシャルと、メディアモニタリング事業を手掛けるノルウェーのメルトウオーターが発表した。2位は韓国(64.0%)、3位はアラブ首長国連邦(UAE)(63.6%)、5位は中国(62.5%)だった。世界平均は55.8%。シンガポール(13位、57.8%)とフィリピン(16位、57.1%)も世界平均を上回った。日本は44.2%だった。
一方、2024年のネット通販の1人当たり平均利用額は、米国が4470米ドルで世界首位。2位はイタリア(3290米ドル)、3位はオランダ(3190米ドル)が続いた。世界平均は1620米ドル。東南アジアでは、シンガポールが1445米ドル、タイが1183米ドル、フィリピンが1027米ドル、インドネシアが765米ドル、マレーシアが739米ドル、ベトナムが499米ドルといずれも世界平均を下回った。日本は2180米ドル、中国は1553米ドルだった。