【亜州ビジネス編集部】
大林組は10日、大手財閥サハ・グループと合弁会社を設立し、タイでホテル事業に参入すると発表した。バンコクで自社開発する複合施設内にホテルを設けて経営する。中期経営計画で掲げる事業ポートフォリオ拡充の一環として、新たな事業に取り組む。
複合施設は都心のラチャダムリ通りに開発し、2029年度に開業する予定。地上39階、地下3階建てで、オフィス用途を中心に高層部にホテルを導入する。ホテルの運営は他社に委託する。
今年6月にも合弁会社のラチャダムリ・ホスピタリティー・マネジメント(仮称)を設立して事業を手掛ける。資本金は26億バーツ(約120億円)を予定。現地法人のタイ大林が60%、サハの持ち株会社サハ・パタナ・インターホールディング(SPI)が40%を出資する。