【タイ】伊藤忠が車ローン事業に参入、ECLに25%出資

【亜州ビジネス編集部】

伊藤忠商事は18日、タイの自動車ローン事業に参入すると発表した。同事業を手掛けるイースタン・コマーシャル・リーシング(ECL)の株式25.1%を5億4314万バーツで取得する。イースタンにはプレミアグループ(本社:東京都港区)も出資しており、日本の2社で株式の50%超を保有。両社が連携して事業拡大を後押しする。

イースタンは、銀行やノンバンクからの借り入れが困難なサブプライム層を中心に自動車ローンを提供。2023年の売上高は6億5400万バーツだった。プレミアは16年から出資し、現在は株式の25.4%を持つ。

伊藤忠は傘下のGRマネジメント(タイランド)を通じてイースタンの第三者割当増資を引き受ける。プレミアも同時に第三者割当増資を引き受け、1億7914万バーツを追加出資して増資後の出資比率を25.2%とする。

両社とも来月末までに手続きを終える予定。合計の出資比率は50.3%となる。伊藤忠が国内外に持つネットワークや、プレミアの自動車ローン関連のノウハウなどを組み合わせ、ECLの事業領域の拡大や経営改革を進める。


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