【亜州ビジネス編集部】
スズキの子会社で四輪車事業のスズキ・モーター・タイランドは17日、2025年の販売台数を前年比41%増の8000台に引き上げる目標を発表した。新モデルの投入やアフターサービスの強化などで販売拡大を図る。
スズキは24年6月、東部ラヨーン県の四輪車工場を25年末までに閉鎖すると発表していた。タイでは今後、各国から世界共通モデルを輸入して販売する戦略に変更する。25年は新型2モデルを発売する計画で、新技術を搭載した運転が快適なモデルを投入するとしている。
サービス面では、交換部品の提供や修理サービスで顧客の利便性を高める。交換部品倉庫はバンコク東郊のオンヌット地区と東部ラヨーン県に構えており、保管面積はそれぞれ1216平方メートル、4076平方メートル。ディーラーの倉庫と合わせ、計74万1000点を保管できる。
24年の販売台数は53%減の5654台だった。新車市場が低迷する中で苦戦を強いられた。