【亜州ビジネス編集部】
タイ投資委員会(BOI)の17日発表によると、日産自動車はハイブリッド車(HV)の新モデル生産で追加の投資申請を計画している。ナリット長官が14日、現地法人のタイ日産自動車の幹部と会談し、説明を受けたという。タイ第1工場での車両生産を隣接する第2工場に移管・集約した後に追加投資する。
日産は13日、経営再建策の一環としてバンコク東郊のタイ第1工場を6月までに閉鎖すると発表していた。BOIによると、同幹部は工場の再編について、第1工場を車体組み立てや金属部品加工などの工場に転換すると説明。車両生産を第2工場に集約し、2026~27年に発売予定の新モデルの生産に向けた投資も行うと述べたという。
タイ日産自動車はサムットプラカーン県で2工場を運営。第1工場は小型セダン「アルメーラ」とスポーツ多目的車(SUV)「キックス」、第2工場はピックアップトラック「ナバラ」とナバラをベースとするSUV「テラ」を生産してきた。