【亜州ビジネス編集部】
中国で22日、2025年の「春運」(春節前後40日間の特別旅客輸送態勢)が終了した。交通運輸部によると、1月14日からの春運期間中に全国で延べ90億2000万人が地域を跨いで移動した。前年同期比で7.1%増加し、過去最多を記録している。事前予想の90億人を上回った。中国交通新聞網など複数メディアが24日までに伝えた。
交通手段別では、鉄道が5億1000万人、道路が83億9000万人、水路が3121万人、航空が9020万人。道路のうち、マイカーやレンタカーなど自ら運転する自動車での移動が71億7000万人に達し、移動者全体の79.4%を占めた。また、鉄道の旅客輸送量は春運の過去最多を記録している。
中国民用航空局によると、春運期間の航空旅客数(9020万人)も過去最高記録を更新した。1日当たり225万5000人となる計算で、前年同期を7.4%上回っている。運航便数は73万9000便、1日当たり1万8500便(8.3%増)となり、こちらも過去最多を記録した。