【亜州ビジネス編集部】
横浜冷凍(ヨコレイ)は3日、南部ロンアン省で建設を進めていた冷蔵倉庫が完成したと発表した。収容能力は約4万5300トン(パレット数1万8000枚)で、グループ最大という。国内需要を取り込むほか、日本で水揚げされた輸出品の中継場所などとしても利用する。
現地子会社のベトナムヨコレイが、フーアンタン工業団地に建設した。敷地面積は4万5812平方メートル、延べ床面積は1万7125平方メートル。グループ初の自動ラックを採用し、省人化・省力化を推進する。また、出力880キロワット(kW)の太陽光発電設備も設けた。
ヨコレイによると、ベトナムでは冷蔵倉庫の不足で水産品業者が困難に直面しているという。同社は委託加工先の企業などからの要望を受けて進出を決めた。海外の冷蔵倉庫事業はタイに次ぐ2カ国目となる。