【亜州ビジネス編集部】
大和ハウス工業は3日、工場などに太陽光発電設備を設けて電力を供給する「オンサイトPPA」事業をタイで開始したと発表した。同事業の海外展開は初めて。工業団地大手の地場WHAコーポレーションと合弁を組み、進出日系企業などにサービスを提供する。
先月に設立した合弁会社のWHAダイワ・ソーラーを通じて事業を手掛ける。初の案件は今年末までに開始する予定で、日系工場の屋根に導入する。太陽光設備を無償で設置し、発電した電力を販売することで収益を得る。
大和ハウス工業とWHAは2016年から倉庫事業などを合弁で展開し、タイとベトナムで4事業、計11棟の施設を開発している。23年には商業施設の開発も手掛けた。