【亜州ビジネス編集部】
独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンの現地法人は、バンコク都内で4日に国内部品会社との商談会を開催した。タイ投資委員会(BOI)との共催で、200社の430人が参加。うち75社と商談した。タイを地域の主要な生産拠点に成長させ、世界の自動車メーカーへの部品供給を加速したい考え。また、5年以内に年間の調達額を現行の10倍となる180億バーツに引き上げ、今後の事業拡大にも備える。
現地法人のZF(タイランド)がBOIと「ZFタイランド・サプライヤー・デー2025」を開催した。タイの部品メーカーを世界のサプライチェーン(供給網)に結びつける目的で、主に2~3次サプライヤーの部品メーカーを選定。ZFグループの主要サプライヤーに成長させることを目指す。車台や電気機械、化学、鋳造、鉄鋼部品などの企業と商談した。
ZFは世界5位の自動車部品メーカー。欧米やアジア太平洋、アフリカで事業を展開する。トランスミッションやサスペンション、車台などを生産し、欧米や日本、中国、韓国などの自動車メーカーに部品を直接納入する1次サプライヤーとなっている。タイには1996年に進出し、東部ラヨン県と同チョンブリ県に工場を構える。