【亜州ビジネス編集部】
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、2025年2月の国内新車販売台数は前年同月比2.2%増の7万2295台だった。前年同月を上回るのは23年6月以来、20カ月ぶりとなる。乗用車、商用車ともプラスだった。
車種別の販売台数は乗用車が0.4%増、商用車が9.0%増。乗用車が15カ月ぶりに前年同月を上回り、商用車は5カ月連続のプラスとなった。ブランド別では主要メーカーの多くが前年割れだったものの、首位トヨタは3.7%増の2万4397台と販売を伸ばした。また、三菱自動車が11.5%増と2桁のプラスで、ほかに電気自動車(EV)販売が好調な中国・奇瑞汽車(チェリー)が3.4倍の1468台と伸びが大きかった。
全体の生産台数は1.7%増の10万380台と、2カ月ぶりのプラス。乗用車、商用車とも生産が拡大した。EVの生産は、◆中国・上汽通用五菱(SGMW)の「エアev」=572台、「クラウドEV」=427台◆韓国・現代自動車の「コナ・エレクトリック」=163台、「アイオニック5」=1台◆奇瑞の「iCAR03」=642台、「オモダE5」=64台――だった。
2月の全体の完成車輸出台数は5.5%増の3万6789台。首位トヨタが0.9%増の1万1827台だったほか、三菱自が69.3%増の9272台と前月に続き大きく伸びた。
1~2月は販売台数が前年同期比4.5%減の13万4227台、生産台数が5.7%減の19万3224台だった。