【亜州ビジネス編集部】
データセンター(DC)運営の万国数拠HD(GDS Holdings)は17日、タイ東部チョンブリー県で大型データセンターの起工式を行った。10億米ドル(約1500億円)を投資し、容量180MW(18万kW)の施設を2期に分けて建設。AI(人工知能)やクラウドコンピューティングの普及拡大で高まる需要を取り込む。
アマタシティー・チョンブリー工業団地内に面積12万2000平方メートルの施設を設ける。昨秋に投資額280億バーツでタイ投資委員会(BOI)の認可を得ており、BOIによると2026年の稼働開始を目指す。
GDSは今年1月に海外部門のブランド名を「デーワン」に変更しており、同ブランドで開発する。海外ではタイのほか、シンガポールとマレーシアのジョホール州、インドネシアのバタム島、香港、東京などにデータセンターを設けている。