【中国】三菱電機が中国にFA事業統括会社、顧客ニーズに迅速対応

【亜州ビジネス編集部】

三菱電機(6503/東証)は19日、FAシステム事業の重点地域である中国で、2025年4月1日付で自律的事業運営が可能な製品企画・開発・製造・販売の統括会社「三菱電機智能製造科技(中国)集団有限公司」を設立すると発表した。市場環境の変化を受けて多様化する中国の顧客ニーズに迅速に対応し、競争力強化を図る。

同社はこれまで、日本で企画・開発された高性能製品を供給することを目的に、中国国内にFAシステム事業の製造・販売・サービス拠点を設立し、中国向け事業の拡大を推進してきた。一方で近年、中国市場では生産性向上などの課題解決に向けたスマート工場化が急速に進行。これに伴い、FA製品の機能や性能に対する顧客ニーズが多様化している。加えて、競争環境の激化を背景に、タイムリーな製品開発や製品供給の短納期化への要求が高まっている状況だ。

こうしたなか、中国市場でのFAシステム事業の競争力強化に向け、現地の事業環境に適応する事業運営が可能なFAシステム事業の中国統括会社を設立する考え。新会社は機動力の高い自律経営体制の下、中国国内で製品企画・開発推進、サプライチェーンの確立、人材確保・育成を実現することで、多様化する顧客ニーズに迅速に対応する。

同社は今後もFAシステム事業のグローバル競争力強化と持続的成長を通じ、顧客の「ものづくりの課題解決」に貢献していく。


亜州ビジネスChina
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