【亜州ビジネス編集部】
イチゴの品種開発から栽培販売までを一貫して行うホーブ(本社:北海道東神楽町)は25日、ベトナムでイチゴの普及拡大に向けた試験栽培を年内に開始すると発表した。同国で農業・食品生産を手掛けて日本で輸入販売するHOLUS(ホーラス、本社:東京都渋谷区)と共同で実施し、栽培適正や市場適正を評価する。
ホーブが開発したイチゴ品種「ペチカほのか」を、ホーラスの現地法人アグリエックス(本社:中部高原ラムドン省)が運営する農園で試験栽培する。同品種は四季成り性で、日本の夏秋でも収穫可能。ベトナムでは2019年に品種登録した。
中部高原は年間を通じて比較的冷涼な標高の高い栽培適地で、近年はイチゴ農園が増加傾向にある。