【亜州ビジネス編集部】
日清オイリオグループは26日、バンコクに駐在員事務所を開設すると発表した。東南アジアの化粧品原料事業のマーケティング拠点として、市場動向や顧客ニーズを調査する。
来月に開設して5月に業務を開始する。従業員数は3人。化粧品原料を含む同社のファインケミカル事業では、中国とスペインに次ぐ3カ所目の海外拠点となる。
東南アジアでは、昨年12月にインドネシアの化粧品原料商社タカハ・マルチケム・インドネシアの株式8%を取得している。バンコク事務所の設置を通じて同社との連携も強化し、イスラム教の戒律に沿うハラル化粧品に対応した原料の拡充も進める計画。インドネシアでは将来の独自拠点設置も視野に入れている。