【亜州ビジネス編集部】
中国自動車業界で低価格のスマートカーを投入する動きが加速している。奇瑞汽車、広州汽車集団(グァンヂョウ・オートモービル・グループ)、吉利汽車HD(175/HK)傘下のZEEKRインテリジェント・テクノロジーの3社は3月18日、自動運転「レベル3(条件付き運転自動化)」車両の量産化に向けたタイムテーブルを公表した。南方財経が3月28日付で伝えた。
うち奇瑞汽車は次世代高度運転支援システム「狩鷹智駕」を年内に自社の全シリーズ30余りの車種に搭載すると発表した。小型電気自動車(EV)「小マー蟻」スマート版の価格をわずか6万5900人民元(約130万円)に設定するとしている。
中国の自動車業界ではEVメーカーを中心に各社が自動運転の技術を競っている。駆動用バッテリーの価格が下落したことで、今後は低価格のスマートカー市場がさらに拡大していく見通しだ。中国の乗用車市場では2024年上半期(1~6月)に自動運転「レベル2(部分的自動運転化)」以上の車両の割合は50%を上回った。25年は65%まで拡大する見込みだ。
スマートカーの普及に向けて、AI(人工知能)スタートアップ企業、杭州深度求索人工智能基礎技術研究有限公司(DeepSeek)が低コストで開発した大規模言語モデル(LLM)「DeepSeek」が大きく貢献するとみられる。