【シンガポール】丸紅が住友ファーマの子会社買収、アジア事業を承継

【亜州ビジネス編集部】

丸紅は1日、住友ファーマの東南アジア・中国の医薬品販売事業を買収すると発表した。住友ファーマのシンガポール法人や中国法人が手掛けてきた事業を承継する形で設立される新会社の株式60%を取得する。取得額は約450億円。新会社を医薬品事業の戦略拠点と位置づけ、取り扱い製品や対象地域の拡充を推進する。

新会社の丸紅ファーマシューティカルズ(仮称)は今月中に日本で設立される予定。丸紅は7~9月をめどに株式60%を取得する。2029年4月以降には約270億円を投じて残り40%を取得し、完全子会社化する。

住友ファーマのシンガポール法人である住友ファーマ・アジアパシフィック(SMPAP)などの事業が新会社に移管される。住友ファーマは売却によって財務基盤を強化し、注力領域に経営資源を集中する。

SMPAPは13年設立。東南アジア、台湾・香港事業の統括会社の機能を担ってきた。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!