【タイ】住宅の譲渡・登記手数料を引き下げ、閣議決定

【亜州ビジネス編集部】

政府は8日の閣議で、住宅の譲渡手数料(評価額の2%)と登記手数料(1%)を0.01%に引き下げることを決定した。1戸700万バーツ以下の新築・中古住宅が対象。官報に記載された日から来年6月末まで適用する。

財務省によると、国民の負担を軽減し、住宅の購入を支援する目的。また、タイ中央銀行が来月から来年6月まで住宅ローン規制を緩和することに合わせ、住宅市場の活性化につなげる。ローン規制の緩和では、これまで住宅価格や所有戸数に応じて融資額の上限を住宅価格の70~100%に設定していたものを、いずれも100%(頭金不要)に引き上げる。

今回の手数料引き下げにより、1戸700万バーツの住宅の売買では譲渡手数料と登記手数料がそれぞれ700バーツ(評価額の0.01%)となり、合計1400バーツに引き下げられる。通常では譲渡手数料が14万バーツ(2%)、登記手数料が7万バーツ(1%)で合計21万バーツとなる。


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