【亜州ビジネス編集部】
8月31日、日立製作所の現地法人、日立アジア(タイランド)は消費者向けデジタルサービスの充実に向けて、タイのスタートアップ企業、ナスケット・リテールとの提携を発表した。
ナスケットはタイでコンドミニアム(分譲マンション)の居住者向けにタブレット端末を通じて買い物をはじめとした生活支援サービスを展開しており、日立アジアは9月からナスケットのプラットフォームで、顧客ロイヤルティー向上のためのデジタルソリューションを試験的に展開。得られた顧客動向などのデータを、デジタルサービスの新分野開拓などの参考にする。
両社はナスケットの端末を通じて、オンラインのカスタマーサービスや遠隔モニタリング、診療などのサービス実現も目指す。病院や警備会社、運送会社などの協力企業を拡大したい考え。