【亜州ビジネス編集部】
三菱自動車は7日、現地法人のミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(MMPC)がプラグインハイブリッド車(PHV)タイプのスポーツ多目的車(SUV)「アウトランダーPHEV」を発売したと発表した。
販売価格は299万8000ペソ(約655万円)。東南アジアでの販売は、昨年7月のインドネシアに次いで2カ国目となる。
同モデルは2013年に日本で発売し、これまで世界60カ国以上に投入。累計の販売台数は26万台を超え、20年3月末時点で世界で最も売れたPHVという。
同モデルの発売に合わせ、電動車から店舗に電力を供給できる次世代店舗「電動ドライブステーション」の展開も開始する。同支店を海外初店舗とする計画で、今年度中に太陽光発電など必要な機能を店舗に設置する。
電動ドライブステーションは、太陽光発電システムや「V2H」と呼ばれる電力供給の仕組みを備えた店舗。太陽光発電による電動車への充電と、V2Hによる電動車から店舗への電力供給が可能になり、自然災害の多いフィリピンで緊急時に電力を確保できるといった利点がある。