【亜州ビジネス編集部】
今年上半期、トラックの製造メーカーは8社のうち3社が増収増益を記録し、乗用車メーカーと好対照となっている。経済観察報が7日報じた。
これは新型インフラ建設や排ガス基準「国3」以下のトラック廃棄、過積載取り締まりなどの政策推進の影響で、上半期のトラック販売台数が前年同期比24.4%増の81万6200台に達した実態を反映している。増収増益の3社は、第一汽車集団系の一汽解放集団(000800/SZ)、江鈴汽車(200550/SZ)、中国重汽(3808/HK)で、この他増収が2社、増益が1社を数えた。減収減益は華菱星馬(600375/SH)、安徽江淮汽車集団(JAC:600418/SH)の2社にとどまっている。
販売台数首位は一汽解放で22万9600台。売上高は前年同期比16.1%増の690億9000万人民元(約1兆740億円)だった。2位は東風汽車集団(489/HK)で15万800台。同社は乗用車が中心だが、売上高に占めるトラックの割合が40%に達する。3位は中国重汽で12万700台。売上高は前年同期比18.5%増の266億1500万人民元。純利益は13.8%増の7億2800万人民元に上った。