【亜州ビジネス編集部】
シンガポール航空(SIA)は9月10日、4300の職を削減すると発表した。
解雇されるのは主に外国人。実際に解雇するのは2400人前後になる見通しで、残りは定年による自然減、希望退職、新規採用の凍結で補えるという。
航空会社による人員削減はSIAに限ったことではなく、カタール航空やユナイテッド航空など国際線を運航する航空会社も航空需要の激減を理由にリストラに乗り出している。
SIA本体と、域内部門のシルクエアー、および格安航空のスクートで人員を削減する。SIAグループは声明で、航空需要が回復するまで時間がかかると削減の理由を述べた。
現在、年始輸送能力の8%しか使っておらず、期末である来年3月の時点でも50%以下が予想されるという。先行き、乗り入れ先を減らし、保有航空機数を減らす。
シンガポール当局は中国を含む一部の国との必須人材の往来を許可し始めたが、旅客数の回復にはつながっていない。
(提供:AsiaX
http://www.asiax.biz)