【亜州ビジネス編集部】
深南部ヤラー県のマレーシア国境付近に建設したベトン空港を12月に開港するとターウォン副運輸相は11日、明らかにした。
バンコク航空とノックエアが就航に関心を示しているという。同日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
当初は6月の開港を予定していたが、新型コロナウイルスの流行を受けて延期していた。外観はすでに完成し、現在は飛行場灯火など設備の試験を進めている。空港内の案内表示には英語のほか、中国語やマレー語を採用する方針。
同空港の敷地面積は147万3600平方メートル、旅客処理能力は年間86万4000人。1800メートルの滑走路などを設けた。空港の周辺に1日1000〜5000人が訪れるような人気の観光スポットが多くあり、開港後はさらに多くの観光客を誘致できると見込まれている。